神式 – 葬祭場

葬祭場

●おごそかな葬場祭
神式の葬儀は斎場を利用するか、自宅に神官を招いて行います。
神式による本葬儀は「葬場祭」です。
席次は、祭壇に向かって右側に喪主、遺族、近親者。左側に世話役、友人・知人となります。
一般の会葬者は、関係者の後方正面に位置します。

●葬場祭の式次第例
1.手水の儀
式に入る前に手水で手と口を洗い清めます。

2. 神職者・遺族入場
一同着席後、斎主、斎員、喪主、遺族が入場します。

3.開式の辞
司会役が開式を宣言します。

4.修祓の儀
神官が葬場と参列者を清めるおはらいをします。

5.献饌・奉幣
奏楽の中、供物を供えます。

6.祭詞奏上
故人の冥福、遺族への加護を祈ります。

7.誄詞奏上
故人の生前の徳を讃えます。

8.弔辞拝受・弔電紹介

9.玉串奉奠
斎主が玉串を捧げます。
喪主、遺族、近親者、一般参列者の順で玉串を捧げていきます。

10.撤幣・撤饌
奏楽の中、供物を下げます。

11.神職者退場
斎主などが退場します。

12.閉会の辞
司会役が閉会を宣言。
神職者とは斎主、副斎主、斎員、楽員(楽を奏でる楽師のこと)などのこと。
献饌とは米、酒、水、塩、鳥獣、魚、果物などの供物を神前に供えること。
奉幣とは神に捧げるものを幣帛といい、これを神に捧げること。
修祓とは身を清めてみそぎを行うこと。神職者がおはらいをすること。