仏式 – 通夜・葬儀の準備

通夜・葬儀の準備

●通夜には何を準備するか
1.遺影
故人の写真の中から、正面を向いたピントの合っているものを選びます。
故人の在りし日の姿、人柄などがうかがわれるものがよいでしょう。

2.現金
様々な出費がありますので、十分な現金を用意しておくことが大切です。

3.供花・花輪
供花は、棺に近い所から血縁の深い順、関係の深い順で祭壇の左右に並べます。
花輪も同様の順で玄関に近い所から道路に並べます。

4.服装の準備
故人の亡くなった直後は、地味な平服に着替えて駆けつけた弔問客に応対します。
通夜から葬儀、告別式に至るまで遺族、親類は喪服で通します。

●通夜を自宅で行なう場合
1.部屋の清掃
遺体を安置し終わったら、弔問客を迎える準備をします。
家の中や、周囲をきれいにします。
弔問客が入る部屋は入念に整理、清掃します。
額や掛物があったら取り外しましょう。
外せないときは、目障りとならないよう白紙を貼って隠します。
出入りしやすいように障子やふすまも外し、出来るだけ大広間とします。

2.控え室
部屋数にゆとりがあるときは、親族や近親者の控え室、弔問客のための控え室などを準備しておくといろいろと便利です。

3.祭壇
祭壇飾りや白黒の幕を張るといった仕事は葬儀社がします。
祭壇は納棺の後に設置します。
棺は仏式では祭壇の前方、神式では後方に置くことになっています。

4.神棚封じ
神棚がある場合は「神棚封じ」をします。
仏壇がある場合も忌明けまで扉を閉じておきます。
門や玄関などに「忌中札」を貼ります。