仏式 – 葬儀・告別式

葬儀・告別式

●葬儀の進行
1.葬儀と告別式
葬儀は死者を成仏という永遠の悟りに導く為の儀式。
遺族や近親者が故人の成仏を祈ります。
告別式は死者と永久の別れを告げる儀式。
友人・知人・関係者などが最後の別れを告げます。

2.準備と心得
基本的には葬儀社が主導して進行に注意してくれますので、心配ありません。
・式次第の確認
・席次、焼香順の確認
・受付などの備品の点検
・天候への心配り
・心付けの準備

喪主・遺族は弔電や供物・供花を確認しておきます。

3.会葬礼状
会葬者への礼状は、葬儀・告別式の後に、改めて郵送する形が多かったのですが、最近は通夜のときから会葬者に出口で手渡すことが多くなっています。
文例は葬儀社で用意しています。
礼状と一緒にお清めの塩、粗供養品を入れるのが一般的です。
当日に参加することが出来ず、弔電や供物・供花などを送ってくれた人に対しては、葬儀後なるべく早い時期に礼状を送付します。

●仏式の葬儀・告別式の式次第例
1.遺族・親族・参列者入場
遺族・親族は開式の10分くらい前に入場します。
祭壇に向かって右側に喪主、遺族、近親者、他の親族の順で席に着きます。
左側には、世話役、友人・知人、職場関係者の順です。
並び方は進行のあった順か年齢順にします。

2.僧侶入室
僧侶は入室前は茶菓子でもてなします。
式場に全員が着席したのを見はからい、入室していただきます。
入室の際は、参列者は座っている場合は頭を下げ、椅子にかけているときは起立します。

3.開式の辞
司会者か世話係が開式の辞を述べます。

4.読経・引導渡
読経の後、故人を仏道に帰依させるために引導を渡します。

5.弔辞、弔電の紹介
弔辞は1人3分程度、3人程度です。
弔電は発信者の紹介のみで可。
紹介の後、弔辞、弔電ともに霊前に供えます。

6.読経、焼香
2度目の僧侶の読経の続く中、遺族、血縁者が血縁の深い順に焼香します。

7.一般会葬者焼香
遺族の焼香に続いて、順々に祭壇に進んで焼香を行ないます。
このとき、遺族・近親者は全ての参列者に黙礼します。

8.僧侶退室
一般会葬者の焼香が終わると僧侶は退室します。
このとき、遺族・近親者は丁寧に頭を下げ僧侶に謝意を表します。

9.閉式の辞
司会者などが「これにて、故○○様の葬儀並びに告別式を終了させていただきます~」と述べ終了となります。